【うつ病】「ご飯食べたくても、食べれないんです…」

うつ

こんにちは、小野です。

最近暑くなってきて、食欲が低下していませんか?

「食」は生きる活力です。

美味しいものを食べると元気が出ますし、幸せホルモンがたくさん出ている気がしますよね。

しかし小野は、そのご飯を食べることができずにいた時期がありました。

「食べることが怖くなりました」

人はストレスがたまると、深夜にも関わらずにポテトチップスの袋を開けたり、

チョコレートなどのお菓子を食べまくるのではないでしょうか。

暴飲暴食もうつ病の赤信号サインの1つです。

小野も初めは「食べる」ことで、ストレスを発散していました。

しかし、だんだんと胃の調子が悪くなり、いつまでたってもお腹の中にご飯がいるような気がして、ご飯を食べることが怖くなりました。

「ご飯を食べたいけれども、食べてしまうと胃がまたもたれるのではないか」

そんな不安に襲われ、ご飯を食べる気が起きませんでした。

もともと小野は食べることが大好きで、朝ごはんを食べた後は「お昼は何を食べようかな」と考えるくらい「食」が好きでした。

しかし、このころの小野は

「お昼にはお腹が空くだろうか」

「今食べても消化できるのか」

と毎日不安で、太田胃散が手放せませんでした。

「食べられるものを食べるけど、不健康でごめんなさい」

自分の胃が本当に消化してくれるのかと不安だった私は、暴飲暴食と拒食の合併症のように

お腹がいっぱいにならないような、クッキーやチョコレートなどのお菓子を主食にしていました。

お昼ご飯はクラッカー、夜ご飯はアルフォート、そんな生活でした。

また、ある時はお酒を飲み、お酒の力で食欲を増進させようとして、アル中のような生活を送っていたときもありました。

しかし、お菓子を食べても幸せなのは一瞬だけでした。

「またお菓子全部食べちゃった」

「普通のご飯食べなきゃ」

「なんでお腹空かないの」

と、食後はいつも後悔の念に苛まれていました。

しかしお腹は空かず、普通のご飯を食べようものなら、すぐに気持ち悪くなってしまい、トイレに駆け込むようになっていました。

あれだけ好きな食事が、「恐怖」の対象となり、拒食症になっていました。

「ご飯食べたくても、食べれないんです…」

精神科の予約も取れないまま、健康的な食事をとれず、髪はボロボロになり、肌もひどい状態になっていました。

もちろん生理も止まっています。

鏡を見るだけで、「どうして自分はこんなになっちゃったんだろう」と毎日泣いていました。

そんなある日、内科でも精神安定剤や睡眠薬を処方箋してもらえると知り、以前お世話になってた内科に行くことに決めました。

本当に最後の力だったと思います。

そして、眠れないことや毎日悲しいということを打ち明け、

「ご飯は食べれてる?」と先生に聞かれた時に

「ご飯食べてくても、食べれないんです…」

とわんわん泣き出しました。

先生は「辛かったね、ご飯食べれるといいね」と優しく諭してくれました。

それから普通の食事ができるまで、2〜3ヶ月程度かかりました。

今はたくさんは食べれませんが、程よく3食食べれています。

ご飯が食べれなくなるのは、本当に危険な状態です。

精神科やメンタルヘルスの病院でなくても、お薬はもらえます。

1人で抱え込まないで、「明日は何を食べようかな」と一緒に考えましょう。

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